格闘技

【事例あり】プロ格闘家の減量はなぜ?どんな方法で?詳細を徹底解説!

プロ格闘家の減量

プロ格闘家の減量

押忍!!金沢太郎(@kanazawatarokan)です。

今回はボクシングやK-1、RIZINなどで戦うプロ格闘家が試合前に行う体重減量の背景事情について説明させていただきます!

格闘家は試合前日に体重計量が行われ、自分が試合する階級の制限内まで体重を落とさなければなりません。

例えばK-1のスーパーフェザー級では60.0kg以下、RIZINのフェザー級では66.0kg以下など、無差別級以外は各階級毎に定められた体重制限があります。

この記事ではプロ格闘家の減量についての疑問を武尊選手、井上尚弥選手、堀口恭司選手と言ったトップファイターの事例を交えて徹底解説していきます!

格闘技ファン

  • プロ格闘家はなんで減量するの?
  • もし計量オーバーしたらどうなるの?
  • プロ格闘家はどんな方法で減量するの?
  • 一般人でも真似できるの?

プロ格闘家はなぜ減量するのか?

一般的に体重を落とすのは過酷なイメージが湧きがちです。プロ格闘家がなぜ試合前日に既定の制限内までに体重を落とすのか解説していきます。

体格を最大限に生かすため

体格を最大限に生かすため

体格(身長、肩幅、手足の太さや長さ)が大きい程パワーを活かすことができ試合を優位に進めやすくなります。

仮に技術が同じ位であれば体格が大きい方が有利になるので、少しでも勝率を上げるために辛くしんどい思いをして減量しております。

できるだけ競技を安全、かつ公平にするため

格闘技では体重が重い選手ほどパンチや蹴りが重く、総合格闘技ならグラウンドの展開で締め技が決まりやすくなります。

選手のスタイルによって異なるケースもありますがボクシングだと一般的に階級が1つ違うだけでもパンチの強さがまるで違い、打ちどころが悪かった場合大怪我を招くリスクもあります。

このような危険、不公平をできるだけ最小限にする意味でも階級制が導入されており、選手は自分が最も戦いやすい階級を選んで減量するわけです。

計量オーバーした場合どうなるのか?

今年(2023年)RIZIN(6/24実施)、ボクシング(6/24実施)、RISE(7/2実施)で計量オーバーが相次ぎ、中には3.5kg以上オーバーした選手もおりました。前日計量でパスできなかった場合どうなるのか事例を交えて解説していきます。

こんなペナルティが課せられる

RIZIN.43のフェザー級タイトルマッチで、クレベル・コイケ選手が400gオーバーし、王座剥奪となり、当日試合実施され鈴木千裕選手に一本勝ちを収めたものの、記録上はノーコンテストの扱いとなりました。

こちらは先程のRIZIN.43フェザー級タイトルマッチよりも問題が深刻で、井岡一翔選手は計量をパスしましたが、ジョシュア・フランコ選手が計量オーバーしたため以下の経緯で試合が行われました。

  • -52.1kgよりも3.1kgオーバー
  • 再計量後も2.9kgオーバー
  • フランコ選手が減量を断念⇒WBA世界スーパーフライ級王座剥奪で空位
  • 6/24  -58.97kgで当日計量を行い、58.0kgでパス

井岡選手が勝てばWBA世界スーパーフライ級王座獲得、引き分けまたはフランコ選手が勝った場合に王座は空位と定められました。

結果井岡選手が事実上2階級上のフランコ選手に判定勝ちし、WBA世界スーパーフライ級王座獲得に至りました。

7/2に行われたRISEの前日計量でデビュー戦の女子選手が初回計量で3.7kgオーバーしました。その後計量オーバーした側の選手から申し出があり当初の体重契約の-52.okg⇒-53.0kgに変更されたにも関わらず3.5kgオーバーで失格で試合中止となる事態です。

その後計量クリアとなったHotaru選手の試合中止を免れるためエキシビジョンマッチが考案され、7/30に試合予定がある聖愛選手が相手を務めました。

前日計量オーバーした場合のペナルティは団体によって定められるルールが異なりますが、概ね以下の通りです。

  • タイトルマッチの場合はタイトル剥奪、勝利しても王座は空位となる
  • 試合実施の場合1~2点減点された状態、場合によってはファイトマネーが約20で%減額で行われる
  • 2~3kgなど過度なオーバーの場合は即失格負けになることがある

格闘家にとって減量はリングに上がるための最低条件であり、かつリングで戦う以上に戦いであることがわかっていただけたかと思います。

計量オーバーでペナルティを受けた場合、ある意味試合で圧倒されて負けること以上に屈辱的であると言っても過言ではないでしょう!

【減量事例1】武尊選手の減量について

K-1 3階級チャンピオン・武尊選手の減量事例を解説していきます!

武尊選手が落とす体重はどのくらい?

武尊選手は、通常体重約66kg→60kgに落としているそうです。

元々-55kg契約で戦っていたのが数年戦う内に筋肉が付いてきて適正体重が-60kgになりました。

また、2022年6月19日に東京ドームで行われた那須川天心戦では-58kg契約であり、それまで約1年かけて筋肉まで落とすことで-8kg減量していたそうです。

武尊選手の心構えは?

武尊選手は、「格闘家は体重を落として動けるようにしないといけない。」ことを常に念頭に置いており、そのために減量やリカバリー方法を見直しているそうです。

武尊選手の減量食事は?

武尊選手は-60kgで試合する場合は、動画より減量時に以下の食事を採っているようです。

  • バナナなどのフルーツ(朝に採ると消化がよい)
  • 玄米(白米よりも吸収がゆっくりで回復しやすい)
  • 魚(日本人は魚のたんぱく質の吸収がよい)

vs那須川天心戦では-58kg制限であったので、1日1食以下の食事メニューを主に採っていたようです。

  • 栗や干し芋
  • カップ一杯のスープ
  • 少量のサラダ
出典:GOETHE[ゲーテ]『【武尊】天心選手に勝たない限り格闘家人生は終われない』

武尊選手の計量後の過ごし方

計量後は、試合時に最高のパフォーマンスを発揮するためにリカバリー(体重を可能な限り通常の状態に戻す)し、コンディションを調整します。その際、ボクシング、キックボクシング、総合格闘技いずれも基本的に体重の戻し制限は設けていない模様です。

武尊選手はゲン担ぎのためにウナギを食べるようにしているそうです。後は白米を食ぎると動けなくなるので分量に気を付けているとか。

武尊選手は計量後体重を上げるというよりも当日いかに自分の思い通りに動けるかを重きに置いているかがわかりますね!

【減量事例2】井上尚弥選手の減量について

ボクシング世界4階級制覇王者・井上尚弥選手の減量事例を解説していきます!

井上尚弥選手の減量体重はどのくらい?

井上尚弥選手は、通常体重約64kg→55.338kg減量しているそうです。

井上尚弥選手は通常約62kgですが、試合を重ね年月の経過とともに筋肉がついてきた関係で体重が増えました。

井上尚弥選手の心構えは?

井上尚弥選手は、「体重だけに捉われるのではなく、より強いカラダを手に入れるために栄養強化が必要。」を強く心掛けており、主にバランス良い食事に力を入れているとのことです。

武尊選手と同様に計量クリアではなく、あくまで試合で最大限のパフォーマンスを出すため計量に備えていると言っても過言ではないでしょう!

井上尚弥選手の減量食事は?

井上尚弥選手は試合の1か月前は、朝昼は通常の食事を採り、夕食から以下の減量食事に切り替えるそうです。

減量時に不足しやすいタンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維を保つためとのことです。

  • 牛乳
  • バナナ
  • オートミールにプロティン(ザバス)を加える

井上尚弥選手の計量後の過ごし方は?

やはり試合で最大限のパフォーマンスを出すために、以下のポストに書かれたような十分な糖質、エネルギー源として消化できる食べ物を採っている模様です。

井上尚弥選手にとって、炭水化物・野菜・タンパク質とバランスよい食事を摂ることが最大の練習であると言っても過言ではないでしょう!

【減量事例3】堀口恭司選手の減量について

Bellator(ベラトール)元王者でRIZINでも活躍している総合格闘家・堀口恭司選手の減量事例を解説していきます!

堀口恭司選手の減量体重はどのくらい?

堀口選手は、現在フライ級であるため通常体重約65kg→56.7kg減量しているそうです。

元々バンタム級(61.0㎏以下)で戦っていましたが、本人は「どんなに食べても太らない」そうで元々適正であるフライ級に転向しBellatorチャンピオンを目指すとのことです。

堀口恭司選手の心構えは?

堀口選手は、「筋肉を落とさずに減量日が近づく度に普段摂る水分を減らす」を心掛けているそうです。

筋肉を落とすと計量後のリカバリで体力が戻らなくなるので、水分で減量すると最も心身に負担なく試合時のコンディションを整えられるそう。

堀口恭司選手の減量食事は?

先述より堀口選手は、筋肉を落とさないようにするために食べる量は通常とほぼ変わらず食事の質を重視しているようです。

  • プロテインヨーグルト
  • バナナ、イチゴなどの果物
  • 牛肉
  • サラダ
  • フライドポテト

朝食に主にたんぱく質補給のためプロティン食を、昼食で練習で費やしたエネルギーを蓄えるため塩分や油を、夕食には翌日に備えてご飯・サラダ・牛肉を採っているそう。

食事の量は体重を測りながら調整しているとのことで、一般人の我々も特に見習いたい身近な食生活ですね!

堀口恭司選手の計量後の過ごし方は?

この動画は2021年12月4日に行われたBellator.272の計量後のお話になり、チームメイトと一緒に食事をしています。

武尊選手、井上選手と同じように試合後に最大限のパフォーマンスを出せるようにするため、食事を大切にしているようです。

計量後に固定物(噛む食べ物)を摂るためにたんぱく質・野菜をバランスよく食べながら減量しているとか。

堀口選手の無理な食事制限を避けることが計量クリアはもちろん、試合のパフォーマンスに繋がっているとわかりますね!

一般人がプロ格闘家と同じ方法で減量した場合どうなるのか?

格闘家にとって減量は避けて通れない関門ですが、一般人がダイエットのため同じ方法で減量をした場合どうなるのか解説していきます。

プロ格闘家の減量は命がけである

一般人がダイエットする際は自分で決めない限り期限などノルマはありませんが、プロ格闘家は定められた期限と制限内で減量しなければなりません。

短期間で多くて約10kg減量するわけですから、最低限以下をクリアしていることが必要不可欠であると考えられます。

  • 食欲のコントロールができる
  • 過酷な運動などを継続できる

水抜きは怪我や病気のリスクがある

格闘家の減量について水抜きを行うことをSNSなどでよく目にすると思います。

水抜きとは以下の方法で汗などの水分を抜いて体重を落とす方法です。

  • サウナや風呂につかる
  • 炭水化物や塩分など飲食量を減らす

これは本来試合のコンディションを整えるより、単純に制限内に体重を落とすための方法のようです。

体重が落ちなかった場合は水すらも飲まないこともあるそう。

上記に加えてプロ格闘家は専門家クラスのトレーナーやアドバイザーの指示の元で減量を行っております。

よって一般人が一人で書籍やネットで調べながら減量を行うことは怪我や病気に繋がりやすいのでお勧めできません(断言)!!

一般人の方がどうしても減量したい場合、フィットネスジムなどに通い専門のトレーナーのアドバイスを受けながらトレーニングや生活改善をしていきましょう。

まとめ

今回はプロ格闘家が試合前に行う体重計量について、以下をまとめて解説していきました。

  • プロ格闘家が減量する理由
  • 計量オーバーした場合のペナルティ
  • 武尊選手の減量事例
  • 井上尚弥選手の減量事例
  • 堀口恭司選手の減量事例
  • 一般人がプロ格闘家と同じ方法で減量した場合のリスク

格闘技を行う場合、安全面と公平性の元で定められたルールとして前日までに規定体重に収まるようにカラダを整える必要があります。

それは格闘家にとって命懸けの戦いであり、専門知識があるトレーナーやアドバイザーの意見の元で減量しています。

一般人の方が独自でプロ格闘家と同じ方法で減量すると命に関わりますので、どうしても減量したい場合は必ずフィットネスジムなどで専門的なトレーナーのアドバイスを受けましょう!

食事方法につきましては、まずは健康なカラダ維持を目指すために、今回紹介しました武尊選手、井上尚弥選手、堀口恭司選手を参考にしていただければと思います。それが減量に結び付く最短経路ではないでしょうか!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!押忍!!

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